一覧へもどる

新しいことに挑戦しながら
スペシャリストを安心して目指せる環境

小田 寛之
ITセキュリティ統括部/システム部
2021年入社

ゼネラリストを期待されることにギャップを感じ
スペシャリストの道を探す決断をした

金融系の会社に17年在籍していました。営業企画、ホームページの管理、グループの銀行への出向、提携する銀行との協業、海外事業の立ち上げなど、さまざまな業務を経験してきましたが、新入社員時と銀行出向時以外は、主にシステムや企画の仕事をしていました。新しい業務を構築する際の要件定義など、システム開発における上流工程の仕事です。

転職を希望した直接のきっかけは、コロナ禍で担当していた海外事業の立ち上げが停滞したことと、自身の今後の成長について会社とベクトルのズレを感じたことでした。そこで改めて、会社と自分の関係を見つめ直した時に、ギャップを感じました。自分としてはシステムの道を極めたいと思っていたのですが、管理職になっていたこともあり、会社からはゼネラリストとしての歩みを期待されていました。そこで、システム分野のスペシャリストとして活躍できる場がないか、広い視野で探してみようという気持ちになったのです。

「どういう仕事がしたいのか」
考えや想いを聞いてくれる姿勢に好印象

転職にあたっては、いろいろな企業にエントリーしましたが、その中で注目していた業界の一つとして銀行業界がありました。金融とITの融合が進んだこと、そうした分野のベンチャー企業などに銀行が出資しやすくなる規制緩和が行われたことなどから、IT分野で活躍したいと考える人間にとって、銀行業界は魅力的なフィールドだったからです。

そんな中で、りそなは使いやすいグループアプリを作っていたことや、DX銘柄*1に選ばれていたことなどから、IT投資に積極的な姿勢があると感じられました。また、開発した商品やシステムを他行に提供するプラットフォーマーを志向している点も、IT分野で活躍したいと考える人間にとって、可能性を大きく広げてくれるものとして好感を持ちました。

りそなの面接で驚いたのは、「どういう仕事がしたいのか」と、こちらの考えや想いを聞いてくれたことです。「これまでどういう仕事をしてきましたか」という過去の実績を専ら問われることになると思っていたので意外に感じたのですが、有り難いことでした。一方的に何かを押しつけるのではなく、フレンドリーに会話してくれる人たちであることが好印象となり、最終的にここで頑張ってみようという気持ちになりました。

*1 経済産業省が東京証券取引所と共同でDXに積極的に取り組む上場企業を選定し、投資家にとって魅力のある企業として紹介しているものです。りそなグループは、銀行業界で唯一、2020、2021と2年連続で選ばれています。

やりたいことを明確にして
それができる環境にあるかを見極めることが大切

現在私は、りそなホールディングスのIT企画部と、りそな銀行のシステム部を兼務しています。主な担当業務は、グループ会社のシステム開発プロジェクトの管理です。投資金額に見合うものかどうかの検証や、複数のグループ会社が各社毎に保有するシステムの基盤を集約化して再構築する案件に携わっています。

りそなでは2021年4月から人事制度がコース制へと改正され、従業員一人一人がプロを目指すことを求められています。そのため専門職として活躍していく道が、より明確に示されたと感じました。私はITスペシャリストコースの道を歩んでいます。私にとっては新しい挑戦の部分もありますが、望んでいた分野での仕事であり、自己研鑽のための勉強にも前向きに取り組めています。

また、良い意味でギャップだったのが社内の事務がペーパーレス化されてスマートだったこと。銀行ゆえにいくつもの印鑑が並ぶ書類を回覧するイメージを抱いていたので、ITを上手く活用して内部事務も柔軟に洗練されていると感じました。

今後は既存システムのクラウド化やアジャイル開発など、前職で経験できなかったことにも挑戦していきたいと考えています。いずれもすでに、りそなグループ内で行われていることなので、近い将来、自分も関わるチャンスがあると思います。

転職を希望されている方にお伝えしたいのは、「やりたいことを明確にして、転職先がそのやりたいことを実現できる環境にあるかどうかを見極めましょう」ということです。また、面接では通り一遍のマニュアル的な受け答えをするのではなく、「こういうことをやりたい」と本音で語ることが大切ではないでしょうか。是非面接で皆さんが挑戦したいことを熱く語ってもらい、一緒に挑戦していけることを楽しみにしています。

他の社員紹介を見る 一覧へもどる