talk 01
途切れないキャリアを実現できる風土と、
進化する育休制度
みなさんは育休の取得時期が違うそうですが、
りそなの育休の取りやすさはいかがでしたか?
私の息子はもう中学生なので、育休を取得したのは結構前のことです。当時から育休取得に後ろめたさなどはなかったですね。育児に対する理解がある職場だったので、気負わずにお休みに入れました。
私は保育園に通う2人の娘がいて、2回の育休を経験しました。コロナ禍の影響があり、2年間ずつ取得しています。ブランクの期間が長かったので、取得前よりも復帰後に慣れるまでが少し大変でしたね。
私の息子も保育園に通っています。妻の出産後に育休を取得しました。入社前から銀行は忙しく、男性が育休を取れる環境ではないと思っていましたが、男性も当たり前に取得していることに驚きましたね。
みなさんすんなりと育休を取得されたんですね。
実際にお休みに入る前は、どんなお気持ちでしたか?
私の場合、周囲でたくさんの人が育休を取っていたので休むことに不安はありませんでした。1人目のときは前倒しで産休に入りましたが周囲からは「無理しないで休んで」と言ってもらえて心強かったです。
そう言ってもらえると安心して休めますよね。私も上司から育休取得について声をかけてもらい、育休前の引継ぎもスムーズに終えられました。
私が育休を取得した2009年頃は、現在ほど育休取得者が多くはなかったものの、不安はなかったです。今は制度も充実して、男性が育休を取るケースも増えましたよね。育休を取っていない男性社員がいたら本部から所属長にメールが届きますし、会社としての本気度も感じます。
それはすごい(笑)。制度もかなり進化していますよね。
安心して休める環境があるんですね。
キャリアについての不安はありましたか?
マネージャーになってから育休を取得しましたが、その後のキャリアアップは心配していませんでした。実際、復帰後も仕事ぶりを評価していただき、支店長にもなれました。部下にも「時間の長さではなく、仕事の質が大切」と伝えています。
私は、育休期間が長かったので復帰への不安はありました。でも、復帰後1年ほどで、個人営業マネージャーになれたんです。上司も会社も頑張っている姿勢をしっかりと見てくれているんだなと思いましたね。
育休取得がキャリアに与える影響は心配していませんでした。男性の上司も育休を取得していましたし、その姿を見て制度を使うのは悪いことではないときづかされました。私も育休取得後にキャリアアップしています。
talk 02
仲間のサポートを受けて、家庭と仕事に打ち込む
復帰後の働き方についても教えてください。
子育てと仕事をどのように両立しているのでしょうか?
夫と役割分担してスケジュールを組んでいました。「家事や育児はできる人がやる」という夫の考え方があり、今でも夫が息子のお弁当を毎日つくっています。共働きで子供には寂しい思いもさせている分、私も頑張ろうという気持ちでしたね。家族みんなが頑張ったからこそ、中学生になった今でも、なんでも相談してくれる良い親子関係が築けているのだと思います。
理想の親子ですね!私も保育園に預けるときに娘に泣かれると、Tさんと同じ気持ちになります。うちは平日に私がワンオペになることが多く、夜の家事を夫が担当しています。二人とも銀行員なので理解し合える部分が多く、夫婦の会話も大切にしながら乗り切っていますね。
私も夜の家事を担当することが多いです。両親にも協力してもらいながら育児をしています。私は朝離乳食をつくって、息子とおはようのハグをしてから出勤。保育園の送迎をすることもありますが、寝かしつけまでは主に妻が行っています。
実は今、息子が夜泣きの時期でして……。深夜に抱っこで寝かしつけしているので、睡眠時間を確保するためにも残業はしないようにしています(笑)。分単位でスケジュールを組み、設定した時間内にタスクを終えるようにするなど、仕事の進め方も変わりましたね。
とにかく時間に追われますよね。私は、子供の習いごとの送迎もあるので定時で仕事を終えています。限られた時間でパフォーマンスを上げられるよう、優先順位を考えて行動するようになりました。
みなさん、パートナーとの協力を大切にされているんですね。
仕事への取り組み方にも変化があったそうですが、業務の上では、周囲からどんなフォローがありましたか?
子供の体調不良が続き、仕事を休むことに罪悪感を抱えていた時期もありましたが「今はお子さん優先で大丈夫だから、焦らないで」と言われたことで心が軽くなりました。3人の子供をもつ男性上司からの一言でしたが、この方のおかげで今があると思います。
私も周囲に支えられています。子供を保育園に送る日には、出勤時間に合わせて朝のミーティングを別途設けていただいたり、子供が熱を出したときには早退させてもらったりしています。
時短勤務の人を定刻に帰そうとする風土もありますよね。私は時短勤務中ですが、退社時間が近づくにつれて支店のみなさんが「あと5分だよ」など、声をかけてくれるんです。緊急対応があっても支店長がフォローしてくれるので、「残業しちゃいけないな」とむしろ気合を入れて仕事に臨んでいます。
管理職の立場としては、やはり残業はさせたくないですね。時短勤務をしている部下が「今日は残業ができます」と言ってくれることもありますが、基本はNG。お子さんの体調が悪いときにも無理してほしくないので、引継ぎ担当を決めて休暇を取得してもらっています。
子供に何かあったときに安心して休める一方で、発熱が続くと次の日も出勤できるとは限らないのがつらいところですよね。だから、自分にも周囲にもストレスなく働けるよう、仕事を前倒しで進めるようにしています。
そういう一生懸命な姿を見ていると、自然と周囲もサポートしたくなりますよね。制度が整っていることに加えて、サポートに対して感謝を忘れない気持ちが組織として支援しやすい雰囲気に繋がっていると思います。
talk 03
今を大切にしながら、一人ひとりが活躍できる未来を育む
育休取得後も、みなさん自分らしいキャリアを描けているのですね。
最後に、りそなで描く未来について教えてください
制度面はもちろん、本当に育休に関して理解がある会社です。「無理しないで子育てを頑張ってほしい」とみんなが思っているので、安心して仕事ができると思います。キャリアアップにあたってブランクをつくるのが不安という人もいるかもしれませんが、私たちも昇格していますからご安心を(笑)!
おっしゃる通りですね。育休を取得する人がいたら、自分が周囲にしてもらったように仕事面のフォローはもちろん、休みやすい環境をつくっていきたいです。
子育てって、のちにかけがえのない時間になると思うんです。それが経験できる環境があるだけでなく、サポートしてくれる人がいることも心強いですよね。りそなにはA.T.さんのような女性管理職も多いですし、育児も仕事も諦めずに働き続けられます!
私自身は子育てを通して、仕事の上でも人間的にも成長できたと思っています。子供は感受性が豊かなので、私自身のふるまいも言葉遣いも変わりましたね。子育てを経験したことで、お子さまがいるお客さまに対して、お子さまの将来を見据えた提案ができるようになりました。
子育ても仕事もまだまだ勉強しなければいけないことが多いですが、子育てを通じて得られる経験をこれからの業務やキャリアにも活かしていきたいです。
※掲載記事の内容は、取材当時のものです。