#INTERVIEW

最先端技術とチームの力 両者の掛け合わせで りそなの監査業務を変革する

Profile

T.I.

内部監査部
りそなホールディングス

2022年入社
前職:大手監査法人

大手SIerでシステムエンジニアとしての経験を積んだのち、転職した大手監査法人で主にシステム領域の外部監査を担当。多くの企業の監査業務を行う中で、「会社内部から企業価値向上に貢献したい」という想いが強くなり、未経験の金融業界でチャレンジするためりそなへ入社した。

Chapter
01

policy

ビッグデータ・AIの活用で
りそな全体の監査業務を高度化する

現在の業務内容を教えていただけますか

監査部門として、りそなホールディングス、並びにグループ各社の業務の健全性・適切性や、社会的信頼を確保する企業活動について、第三者の目線から検証・評価・改善促進をすることが内部監査部の役割です。適切な監査により、りそなグループの企業価値向上を支援しています。

その中でも、私がグループリーダーを務める監査DX企画チームは、デジタルトランスフォーメーション(DX)による監査の高度化を目的に2024年4月に新設され、10月から本格スタートしました。グループ全体で保有するビッグデータの利活用や、AIを用いた新たな監査体制・仕組みづくりなど、りそなにおける監査業務の変革の1ピースを任されています。

転職のきっかけは何だったのでしょうか

前職の監査法人では、たくさんのお客さまを支援できる一方で、あくまで第三者機関という立ち位置のため、根本的な課題解決という部分には貢献できないもどかしさがありました。そのため、監査の経験を活かしつつ、内部から経営や組織活動の改善促進を行うことにより、企業価値向上に寄与するような仕事に挑戦したいと考えるようになったんです。

製造・医療・飲食など、前職ではさまざまな業界のお客さまを担当してきましたが、せっかく転職して新しい仕事をはじめるのであれば、全く経験したことのない業界に携わってみたい。そんな想いで選んだのが金融業界でした。

りそなのどこに魅力を感じて入社を決めましたか

一つ目のポイントとなったのが「会社を内部から変える」という想いを実現しやすそうだと感じられたことです。りそなの監査体制は業務のデジタル化をはじめ、変革の余地が大きく、今後の業務改善の中で私のこれまでの知識・経験を発揮できるのではないかという実感がありました。

二つ目のポイントが、面接時をはじめ組織全体に「穏やか」な印象を持てたことです。前職時代も15年勤めることができましたが、その根元には「穏やかな環境で働きやすい」という自分なりの感覚がありました。それと同じような感覚を面接時にも感じる部分が多くあり、入社を決めました。結果を見ると、自分のフィーリングは間違っていなかったと思っています(笑)。

仕事で大切にしていることを教えてください

適切な「チームビルディング」と「ゴールセッティング」を大切にしています。監査の仕事は一人だけでは絶対にできません。チーム全体で成果を達成するために、一人ひとりのメンバーが「働きやすい」「働きたい」と思えるような雰囲気をつくることを意識しています。また、成果の実現のためには、皆が同じ方向へ進むためのゴールセッティングも欠かせません。向かう先を明確にし、各メンバーが納得できる形で共有できてこそ、満足いく成果に繋がると考えています。

監査DX企画チームは立ち上がって間もないチームであり、メンバーがイメージしているゴールも異なる部分があります。その中で、各メンバーと密接なコミュニケーションを取りつつ、それぞれの意見も取り入れながら、明確なゴールを設定し導いていくのが、チームリーダーである私の役目だと考えています。

そんなT. I.さんの考える、現時点のゴールはどこにありますか

私たち監査部門には、経営の根幹に関わる資料・データが部門を問わず集まるため、現在の会社全体の状態をタイムリーに把握することができます。それらのデータを適切に活用することで、潜在的な経営上の課題点や、将来リスクになりうる問題点などを、先回りで予測し対策を講じられる体制をつくることが、いま私が描いているゴールです。

監査と聞くと、どうしても「後手」や「事後」のイメージがついて回りますが、リスクを未然に察知できれば対応の選択肢も増やせますし、私が目指す内部からの改革を、よりスピーディに実現できるとも考えています。また、データ上に表れるパターンを収集・解析し、精度の高い予測を導き出すなど、AIをはじめとする先端技術とも親和性が高い。DXによる監査業務変革は伸びしろが大きいと感じています。

Chapter
02

private

時間を忘れて楽しめる瞬間が
次の仕事の活力になる
サッカーやフットサルが趣味だとお聞きしました

サッカーとフットサルが好きで、大学生や社会人になってからも続けてきました。現在でも、週末はできる限り練習や試合に参加しています。同年代の友人やチームメイトとボールを追いかけながら、ゴールが決まったり良いプレーができたりするたびに、年甲斐もなくはしゃぎ合うのは、本当に楽しいです(笑)。

サッカーやフットサルの良いところは目の前のボールに集中できること。普段の仕事の中では考えることが多いんですが、体を動かしている間は頭を空っぽにして夢中でボールを追いかけられます。いい気分の切り替えになるので、自分の体が動くうちはいつまでも続けていきたいライフワークですね!

ご家族との時間はどのように過ごしていますか

中学生の息子と、アニメの話をしたり、ゲームのイベントに一緒に行くことが増えてきました。以前はあまり詳しくなかったんですが、コロナ禍の際に時間ができたことをきっかけにアニメを見始めて以来、すっかりはまってしまいました(笑)。

小さいことかもしれませんが「このゲームが面白い」「今期のアニメのおすすめはこれ」など、思春期の子供とお互いの好きなものを、同じ目線で語り合えるのは、幸せだと感じています。スポーツや家族との時間があるからこそ、オン・オフを切り分けられますし、次の仕事を頑張ろうという活力にもなっています。

Chapter
03

future

選択肢が増えることが可能性を広げ
新たな未来をつくっていく

向けられる期待に応え続けることで
新たな未来をつくっていく

T. I.さんにとっての「働く」とはどんなことですか

「ワークライフ」という言葉の通り、仕事とプライベートは切り離すことのできないセットのものだと考えています。どちらか一方に偏ることなく、同じ大きさ、同じスピードで前進を続ける車輪のように、仕事と生活の両輪が揃っていることが、私の人生を豊かにすることに繋がっていくと考えています。

その意味で、仕事の面では、監査業務をDXによって高度化・効率化し、内部から経営の改善に貢献できるやりがいを感じられ、プライベートの面では、週末に時間を忘れて趣味に没頭できる。まさに「ワークライフバランス」の整った生活を送れることが、りそなで「働く」ということなのだと感じています。

りそなで実現したい「未来」に向けての想いを聞かせてください

私たちのチームが新たに立ち上げられたことからも、DXによる監査業務の変革に対しては、内部監査部に限らずりそな全体から大きな期待が寄せられていると感じています。デジタル領域における技術や、監査領域における知識・経験など、私がこれまでの人生で培ってきたすべてを活かして、今までのりそなにない新しい風を吹き入れていかなければなりません。

プレッシャーはありますし、変革の実現に向けた課題や問題点もたくさんあります。だからこそ、事後判断という要素の強かったこれまでの監査体制から、私たち自身が経営を変えていける「未来志向の監査」体制の実現に向けて全力で取り組むというモチベーションが生まれます。そして、この壁を乗り越えた先に、本当に「りそなが変わった」と思える未来があると信じて、これからも自分の仕事に臨んでいきたいです。

※掲載記事の内容は、取材当時のものです。

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