
- 現在の業務内容を教えていただけますか
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信託財産運用部インベストメントマネジメント室で投資業(ゲートキーパー業務)をしています。具体的には年金投資家を中心としたお客さまに対する魅力的な投資先の発掘、またすでに投資していただいているファンドのモニタリングです。担当アセットは上場株式や債券といった伝統的資産と呼ばれるもの以外を指す「オルタナティブ資産」。投資対象は農産物や鉱物、金融技術が駆使された先物などさまざまありますが、その中でも主に国内の未公開株式や海外不動産ファンドを担当しています。
お客さまからお預かりした大切な資産を運用する「他人勘定」の場合、まずは魅力的な投資先を見つけ、社内で投資妙味があると認められることが一歩目になります。その後、お客さまからの投資に係る意思表明をいただけたら、お客さまのお金を預かり、そこで初めて投資がスタートします。
- 前職でも金融機関で投資業務をしていたんですね
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大学卒業後に入社した地元の金融機関で、融資業務を経験した後に資産運用の世界へ。外国債券や上場株式を対象に、自社のお金を投資する「自己勘定取引」を行っていました。着任当初は投資と言えば、国債や上場株式を運用することをイメージしていました。実際もその通りになり、それらを運用していました。
しかし、2022年から2023年の相場は、国債や上場株式の値動きがとても悪い時期で、安定的な収益確保が難しい中、プライベートな資産である「オルタナティブ資産」の重要性を知ったんです。国債や上場株式との相関が低く、ポートフォリオに組み込むことで、リスク分散が期待できる。さらに、オルタナティブ市場は右肩上がりで日本でもまだまだ開拓の余地があることに惹かれ、その世界に飛び込んでみたいと思うようになりました。
- オルタナティブ資産に興味を持ったことが、
転職を考えるきっかけになったんですね -
おっしゃるとおりです。そのほかに前職にはジョブローテーションがあったことも、転職を考えるきっかけになりました。同じ部署にいられるのは5年が最長と言われている中で約6年間在籍し、部署異動は免れない状態でした。やっと資産運用の難しさが面白さに繋がってきたタイミングだったため、全く関係のない部門に異動するのはもったいないなと。それなら、自分が興味を持った世界にもっと向き合いたいと思ったんです。
いくつかの企業とご縁があった中でりそなを選んだのは、理念やグループパーパスに共感したから。「未来を生き残っていくためには、変革と創造に挑戦していかなければいけない」という強い意志が伝わってきて、ほかの企業にはない力強さを感じたんです。「ここでなら、常に挑戦しながら、自分のやりたい仕事ができる」と思い、りそなへの入社を決めました。