#INTERVIEW

さまざまな方向に関与することで マーケット、お客さまへの 答えをつくりだす

Profile

S.N.

資金証券部 市場トレーディング室
りそな銀行

工学部卒 2013年入社

大学の専攻分野である統計学を突き詰めるため、金融業界を志す。貸出業務を経験した上で市場業務に挑戦したいという想いを持ち、2013年に埼玉りそな銀行に入社。6年間にわたって営業店で法人営業を担当し、社内公募制度を活用して市場部門へ異動。カスタマーグループで法人向けのソリューション営業に取り組んでいる。

Chapter
01

policy

現場を知ることから始め
お客さまの動向も、マーケットの値動きも予測できる営業へ

現在の業務内容を教えていただけますか

りそな銀行のALM(Asset Liability Management)運営の中心となり、マーケットと対峙して収益を計上していくことが市場部門の役割です。中でも市場トレーディング室は、銀行全体の外国為替商品取引が集約するセクションです。

私が所属するカスタマーグループはセールスを担当し、全国のお取引先企業に対して外国為替ソリューションの提案・取引約定業務を行い、外国為替取引における収益の最大化を目指しています。変動の激しい為替リスクに晒されているお客さまのこまりごとを解決していくことが私たちの役割であり、付加価値・利便性の向上に向け、お取引システムの開発など、プラットフォームの整備にも携わっています。

お客さまにはどのような価値を提供しているのですか

お客さまのこまりごとは一分野に限りません。そのため、幅広くお客さまのこまりごとを把握した上で、真のこまりごとを突き止める必要があります。ケースによっては新しいものをつくることも視野にいれるべきでしょう。そのような考え方も含め、営業店時代から幅広い業務を経験してきたこと、さまざまなお客さまと向き合ってきたことが活かせていると感じています。

市場での運用においても、為替市場が動く要因は多岐にわたります。まさに答えが一つではないものに直面することが多く、瞬時の判断力と高い正確性が求められるのです。知識や経験がものをいうため、私も普段からいろいろな場所に顔を出すことで幅広く知見をつけ、人と繋がることを意識しています。

知識だけでなく、繋がりも重要になるのですね

自分一人の力では解決できないことも多々ありますからね。たとえば、他行で為替ヘッジに取り組んでいたお客さまに「もっと良い方法はないか」とご相談いただき、新しい商品をつくったことがあります。

りそなでは前例のない組み合わせの商品でしたが、これまでの経験から今より良い運用結果が残せるのでないかという思惑がありました。数々の調整が必要となるため、実現にあたっては他部署の協力が不可欠です。お客さまのご要望を実現するためにも各所へ連携を図りました。同僚を通じて関連部署の人を紹介してもらうことも多かったですね。リリースまで至れたのは、幅広い人との繋がりがあったからだと感じています。

その源流には、どんなものがあるのでしょう

私は昔から数字を扱うことが好きで、大学では統計学を専攻し、関連分野の経済学やプログラミングの初歩なども幅広く学びました。卒業論文のテーマは金融工学関連。そのころから、市場業務での知識を活かしていきたいとの想いがあり、銀行に絞って就職活動を行っていました。

一方で、銀行の本業である貸出業務にも携わりたいとも考えていました。本業での経験をしっかり積んだ上で市場業務に挑戦したかったんです。そのことを面接で伝えたところ、私の想いを一番真摯に受け止めてくれたのが、りそなグループでした。埼玉県出身なので、一番身近な銀行だと感じていたことも入社の後押しになったと思います。

学生時代の経験は活かせていますか

正直、入社してから学ぶことのほうが多かったです。信託や相続、不動産に資産運用と、貸出以外のソリューションも具体的な内容は入社してから学びました。今思えば、市場業務がどのようなものなのかについても、学生時代には理解できていなかったと思います。市場部門に異動してから、さまざまなチームを経験していく中で、お客さまに直接提案ができるカスタマーチームに魅力を感じ、今のキャリアに至ったのです。

市場業務ではたくさんのモニターに囲まれながら目まぐるしく変わる数字を前に、世界情勢にいち早く触れながら、多額の資金を動かします。ドラマやマンガで見たような世界に自分が立てるということは、本当に感慨深いです。もちろん、コロナショックの局面など、答えを導くことが難しい為替市場と対峙する上での苦労もありますけどね。

そんな仕事をする中で、大切にしていることを教えてください

社会人経験を積むうちに自己成長だけでは物足りなく、他者も良くしていきたいという想いに至りました。そこで「自分が成長した分だけ、他者に還元してWIN-WINの関係になること」を目標にしています。そのために実践しているのが、少しでも自分の知見が活かせそうなことがあれば積極的に首を突っ込むこと。その結果、仕事が増えてしまうこともありますが、幅広い経験が積めますし、知識が増えれば相手に喜んでもらえる機会も増えますから。

特に市場部門は、特定の分野に長けた専門職の方々が活躍しているので、学べることも多いと感じています。担当業務外のプロジェクトでも、参加したいと表明すればみんな快く受け入れてくれるんです。そこで学んだ多くの知識はお客さまだけでなく、これから入社してくるチームメンバーにも還元していきたいですね。

Chapter
02

private

人と交わる時間と、一人で没頭する時間
バランスがとれた休息で気持ちをリセット
休日はお子様と過ごす時間を大切にされているそうですね

子供が大好きで、休日はよく公園で遊んでいます。すべり台ですべったり、ボールを蹴ったりする姿を眺めたり、自由に遊ぶ姿を見守ることのほうが多いですね。砂遊びも好きなのですが息子のお気に入りのスコップを忘れると、もう大変です(笑)。

親としては寛大でありたいと思っています。あれはダメ、これはダメとは言いたくないので、服が汚れても、私の服が汚れても気にならないです。やりたいことをしている姿を見て癒されています。

ご家族と過ごす時間以外では、どう過ごされていますか

「人と過ごす時間」と「自分だけで没頭する時間」をバランスよく組み合わせています。同期との飲み会は各部署の話を聞くのが楽しいですし、共通の話題が多いので、ストレス発散にもなっています。一方で、一人で没頭できる料理も好きで、得意料理はオムライス。結構凝り性なタイプなので、離乳食づくりにもしっかり取り組んできました。

仕事では値動きの激しいマーケットに翻弄されているので、プライベートではできるだけ気を緩めることに集中しています。平日は、通勤時間にマーケット情報を調べて出社した後、コーヒーを飲んで気持ちを一度リセットしてから仕事を始めています。市場業務を続けるには、オン・オフをしっかり切り分けてリズムをつくることが大切です。

Chapter
03

future

選択肢が増えることが可能性を広げ
新たな未来をつくっていく

自己成長を続け、組織に還元することが
より良い未来に繋がる

これから、りそなでどのように活躍していきたいですか

「自己成長を続けて、他者に貢献する」という目標のもと、足元の環境を改善することの積み重ねで、より良い未来をつくっていきたいです。市場部門にきてから5年間、さまざまな業務を経験して、幅広い知識を吸収してきました。今はそれを周囲にどのように還元していくかを考えることが楽しいです。これから入社される方のためにも、前人踏襲型の考え方にとらわれずに、リーダーを務めるカスタマーチームをより良くしていければと思います。

具体的には、市場部門のプラットフォーム刷新プロジェクトに責任者として取り組んでいます。プロジェクトが発足から約4年、現在の業務に繋がる改善事項も見えてきました。更なるリリースを成功させることで顧客体験価値を向上させるとともに、継続的な運用フォローに努めていきます。

りそなで活躍するために、大切なことはなんでしょう

自ら考えて動くことだと思います。いくらマニュアルやルールがあっても、前例がなく、応用力が必要な場面は多くありますから。機械的ではなく自主的に動ける方なら、困難を乗り越えることも希望通りのキャリアを叶えることもできるはずです。

私がりそなグループの面接時に感じたのは「ここなら、やりたいことを実現できるはず」というイメージで、それを信じてよかったと改めて思います。真摯に想いを受け止めてくれる姿勢は採用選考だけではなく、現場においても同じでした。りそなには自分で手を挙げたことが叶えられる環境があるので、今後もやりたいことに正直に、いろいろな業務に関与しながら前進し続けていきたいですね。

※掲載記事の内容は、取材当時のものです。

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