
- 現在の業務内容を教えていただけますか
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りそな銀行のALM(Asset Liability Management)運営の中心となり、マーケットと対峙して収益を計上していくことが市場部門の役割です。中でも市場トレーディング室は、銀行全体の外国為替商品取引が集約するセクションです。
私が所属するカスタマーグループはセールスを担当し、全国のお取引先企業に対して外国為替ソリューションの提案・取引約定業務を行い、外国為替取引における収益の最大化を目指しています。変動の激しい為替リスクに晒されているお客さまのこまりごとを解決していくことが私たちの役割であり、付加価値・利便性の向上に向け、お取引システムの開発など、プラットフォームの整備にも携わっています。
- お客さまにはどのような価値を提供しているのですか
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お客さまのこまりごとは一分野に限りません。そのため、幅広くお客さまのこまりごとを把握した上で、真のこまりごとを突き止める必要があります。ケースによっては新しいものをつくることも視野にいれるべきでしょう。そのような考え方も含め、営業店時代から幅広い業務を経験してきたこと、さまざまなお客さまと向き合ってきたことが活かせていると感じています。
市場での運用においても、為替市場が動く要因は多岐にわたります。まさに答えが一つではないものに直面することが多く、瞬時の判断力と高い正確性が求められるのです。知識や経験がものをいうため、私も普段からいろいろな場所に顔を出すことで幅広く知見をつけ、人と繋がることを意識しています。
- 知識だけでなく、繋がりも重要になるのですね
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自分一人の力では解決できないことも多々ありますからね。たとえば、他行で為替ヘッジに取り組んでいたお客さまに「もっと良い方法はないか」とご相談いただき、新しい商品をつくったことがあります。
りそなでは前例のない組み合わせの商品でしたが、これまでの経験から今より良い運用結果が残せるのでないかという思惑がありました。数々の調整が必要となるため、実現にあたっては他部署の協力が不可欠です。お客さまのご要望を実現するためにも各所へ連携を図りました。同僚を通じて関連部署の人を紹介してもらうことも多かったですね。リリースまで至れたのは、幅広い人との繋がりがあったからだと感じています。